ルネサンスの
介護リハビリ事業

スタッフエピソード
2026.08.07
「できない」が口癖だった方が、写真撮影で見つけた新しい生きがい
リハビリセンター鎌倉
元氣ジム直営Bエリア統括・小泉涼平
脳梗塞の後、右半身に麻痺が残り、言葉が出にくくなった方。回復期の病院を退院された直後からご利用が始まりました。
もともと手先がとても器用な方で、パソコンもカメラも、ご自宅の修繕まで何でもご自分でできてしまう、エネルギーにあふれた方でした。しかし私たちが出会った時には、利き手が麻痺し、言葉でのやりとりも難しく、歩行も不安定でご自宅から出ることができない状態でした。
ご自宅でもいらだつことが多く、リハビリ中も「ダメだ」「わからない」「できない」という言葉が多く聞かれ、ご家族も悩んでおられました。
毎週顔を合わせるうちに、少しずつ私たちとの関係が深まっていきました。それと並行して、リハビリの成果も出始め、歩行が安定してきました。
身体の変化に合わせて、外出用の靴を選び直すことにしました。足のサイズを正確に測り、その方に合った一足を選んでいただきました。
ちょうどそのタイミングで、その方が自らスマホで写真を撮り始めました。
歩ける距離が伸びるにつれて行動範囲も広がり、今では一人で海へ行ったり、公園に行ったりできるようになりました。そこで撮影された一枚が、フォトコンテストで優秀賞に選ばれたのです。


受賞の知らせを聞いて、奥様からもケアマネジャーさんからもすぐにご連絡をいただきました。関わったすべての方が笑顔になった瞬間でした。
ご本人からは、こんな言葉をいただきました。
「今後も写真は続けていきます。生きがいを見つけられました」
「できない」という言葉ばかりだったあの日から、ご自分の力で新しい生きがいを見つけられた。その変化に、私たちのほうが励まされました。
リハビリで身体が変わると、行ける場所が増えます。行ける場所が増えると、できることが増えます。そして、できることが増えると——その方が本当にやりたかったことが、自然と見つかることがあります。
「したい」を「できる」に、そして「している」へ。この方は、まさにその道のりを歩んでくださいました。これからも、一人ひとりの「したい」に寄り添っていきたいと思っています。
「したい」を「できる」に、そして「している」へ——を合言葉に、片麻痺の方のリハビリに携わってきました。身体の変化だけでなく、その方の生活や社会とのつながりまで見据えたサポートを大切にしています。
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