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CFOメッセージ

 株主・投資家の皆様、平素は格別のご支援を賜り、誠にありがとうございます。
2026年3月期第3四半期(累計)決算発表に際し、当社グループの財務状況と今後の見通しについてご報告させていただきます。

現在の経営環境
取締役専務執行役員
最高財務責任者 管理本部長
安澤 嘉丞

 現在の経営環境は、グローバルでは、地政学リスクの長期化、資源価格の変動、そして米国の関税措置によるサプライチェーンへの影響など、先行きの不透明な状況が続いています。国内においては、「金利のある世界」への回帰が資金調達コストに潜在的な影響を与え、円安と物価高の継続が原材料・エネルギーコストの増加となって企業収益を圧迫し続けています。また、構造的な人手不足と人材確保競争の激化は、賃上げ圧力を強め、コスト構造の最適化がこれまで以上に喫緊の課題となっています。これらの外部環境の変動に対し、財務の責任者として、当社はリスクを適切に管理し、柔軟かつ戦略的に対応してまいります。
 一方で、国内の急速な高齢化によって、健康寿命の延伸や介護サービスの質の向上への社会ニーズはかつてないほど高まっており、当社グループにとって大きな成長機会と捉えております。政府も「予防医療」や「地域包括ケア」の推進を強化しており、健康維持や介護支援に関する市場は明らかに拡大傾向にあります。さらに、生活者の価値観は「健康」「ウェルビーイング」重視へとシフトし、運動習慣やリハビリを取り入れたサービスへの期待は日々高まっています。
 スポーツクラブは単なる運動の場から、健康管理やコミュニティ形成の拠点へと進化しており、当社が展開する各事業は、社会的意義と大きな成長性を兼ね備えています。私たちは、この変化を捉え、当社の強みである「運動を通じた健康ソリューション」の提供を強化することで、持続的な企業価値向上へと繋げてまいります。

2026年3月期 第3四半期(累計)決算の概要

 2026年3月期第3四半期(累計)の連結売上高は前年比101.3%の481億円となりました。連結の営業利益は8億90百万円、経常利益は3億15百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億23百万円となりました。
 第2四半期までの状況として、期初のスポーツクラブ事業の集客およびホームフィットネス事業の販売が低調であったこと、そして将来の成長に向けた戦略的先行投資(営業促進費、人件費強化、既存店設備投資)により、前期比で利益水準が低調に推移しました。しかしながら、第3四半期単体(2025年10月~12月)では、これらの先行投資効果が顕在化し、営業利益8億31百万円を計上するなど、事業回復の動きがさらに明確になってきております。なお、本期間中に発表いたしました3件のM&A関連費用として、一時的に約1億円が発生しております。

 スポーツクラブ事業においては、第2四半期に引き続き入会者数が堅調に推移し、既存クラブの在籍者数は前年比101.8%、売上高は前年比102.7%と、回復基調を維持しています。なお、今年度新規オープンした2施設については、開業費用等により▲232百万円の営業損失を計上しております。
 ホームフィットネス事業については、前年度に想定以上に好調な売れ行きとなった「ステッパー」シリーズは、前年度下期に実施したオアシスからルネサンスへのブランドスイッチの影響から回復し、販売ペースの向上に取り組んでおります。また、9月に販売を開始した、顔周りのたるみケアと飲み込む力(嚥下機能向上)の両面をサポートする新商品「スタイリーフェイス」は、TV通販等で好評となっており、今後の収益への貢献が期待されます。
 介護リハビリ事業においては、第3四半期までに直営4施設、フランチャイズ2施設の計6施設を新規開設しました。加えて、成長戦略の一環として12月1日付で株式会社楓の風の株式を100%取得し、子会社化いたしました。同社は全国で通所介護施設を直営で13施設、フランチャイズで23施設展開し、比較的介護度の高いご利用者の支援も行っており、これまで当社がアプローチできていなかった方々の健康課題解決のサポートが実現可能になると考えております。今後も介護リハビリ事業の拡大に向け、M&Aを積極的に推進してまいります。この結果、当第3四半期連結累計期間における介護リハビリ事業の売上高は前年比113.7%の17億14百万円となりました。なお、株式会社楓の風の連結売上高への寄与は、子会社化時期の関係上、本第3四半期連結累計期間には含まれておらず、第4四半期からとなります。

2026年3月期の通期見通し

 第3四半期までの実績を鑑み、期初のスポーツクラブ事業及びホームフィットネス事業の低調により通期達成には引き続き努力を要しますが、両事業の回復基調、新商品の寄与、さらなるコスト圧縮により、2026年3月期の通期連結業績予想である売上高660億円(前年比103.6%)、営業利益17億円(前年比87.3%)、経常利益9億円(前年比73.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益5億円(前年比65.3%)の達成を力強く目指してまいります。
引き続き、皆様の変わらぬご理解とご期待を心よりお願い申し上げます。

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